赤いウクレレの話

赤いウクレレです。はい。ガーネットなので赤。そんな単純かつストレートな理由でこのウクレレを使っているわけなのですが。今回はその、いつも私が抱えている赤いウクレレについてのお話です。

 

綺麗な楽器ですねーどこのメーカーのウクレレですか?とお陰様でよくお声がけいただきます。ありがとうございます(^^)。このウクレレは、Famousの製造元としてよく知られている三ツ葉楽器さんに作っていただいたカスタムウクレレ。名づけて、と言っても私が勝手にそう言ってるだけなのですが、Zephyr Tenor  Custom "Cherry"(ゼファー・テナー・カスタム・チェリー)2017年製です。

 

ボディカラーは鮮やかなトランス・チェリーレッド。トップはベアクローの入ったスプルース。ボディとネックは綺麗な虎目杢のメイプル。フィンガーボード・ブリッジ・ヘッド天神は漆黒のエボニー。ボディのバインディングは虎目のメイプル、フィンガーボードサイドにもエボニーでバインディングを巻いてもらっています。因みに弦長は三ツ葉テナーの標準なのかな?441mmと一般的なテナーよりも少し長めに仕上がっています。

 

フィンガーボードのドットインレイとボードサイドのポジションマークは7フレットも12フレットみたいに2個仕様にしてもらいました。[ウクレレの7フレットの音]=[ギターの12フレット]なので、これはギター弾きとしてのこだわりオーダー箇所。 

 

フレットは、殆どギター用の太いものを使っていただきました。弦もちょっと太めの、テンションの高いものを張っています。ここのところダダリオのEJ53Tが多いかな。3弦が巻弦になっているセットですね。ソロ弾きする時にフィンガリングノイズつまり摩擦音がちと目立ってしまうのですが、もともと当方アコギ弾きなので摩擦音も音のうち!と開き直ってこの弦を使っている次第です。

 

ピックアップは三ツ葉楽器オリジナルのコンデンサーマイクが仕込んでありまして、ライブの時は同マイク標準付属のプリアンプから、コンプレッサーとかリバーブなどのエフェクターを通して出力しています。(因みにYouTubeの演奏動画は、手軽に生音にiPhoneGarageBandのエフェクトだけで済ませてしまっているのですが笑。)

 

硬質で透明感があり、倍音豊かで長く持続する残響音。右手の指先の当たり方により音色(おんしょく)がかなり繊細に変化するため演奏には相応の集中力が必要なのですが、個性的な音色(ねいろ)はこの子ならでは。

 

オーダーした際にはどんな音が出るのか確実な所はわからなかったのですが、納品時に初めて音を出した時はお〜!大好きな音〜!とかなりコーフンしたものです(^^)。いとしのチェリー。My Love,So Sweet(^.^)