Ukulele Contest 4ALL 2022 入賞

ありがとうございました♪

◾️インスト部門での入賞でした。


応募していた「第4回The Ukulele Contest 4ALL」。この11月1日に結果の発表がありまして、私の演奏動画が、、、入賞作品のひとつに選んでいただけました。ありがとうございました!

このコンテストは2002年より開催されている日本でも最大級のウクレレ演奏コンテストで、何回かの名称変更なども重ねて、4年前から「The Ukulele Contest 4ALL」として開催されています。現在はオンラインでの開催となっています。


今回の私の応募は、インスト部門(いわゆるソロウクレレ部門)への応募で、演奏曲は『蘇州夜曲』。服部良一先生の作曲作品をしっとりとカバーしたもの。この演奏で『三ツ葉楽器賞』をいただきました。

今回割と地味な演奏で、しかも空調音が結構大きく入っちゃってる動画でもあったため、入賞はまずないだろうなと。全く気負いもなく発表時間を迎えて、コンテストの結果発表サイトにアクセス。あ、発表ページがアップされてる、どんな方が受賞されたのかなとページをスクロールして行ったら、あれ?インスト部門最優秀賞、優秀賞、インターナショナル賞の次に三ツ葉楽器賞で見覚えのあるYouTubeサムネイル。え、うそっ!と思いつつ、講評を見たら、「ウクレレが"歌っていて"聴いていて気持ちよかったです。素晴らしいアレンジ、演奏でした!」と。この講評、本当に嬉しかったです。伝わったんだなぁって。

実は私。ソロウクレレの演奏は「歌うようにメロ弾きを」そして「誰かのモノマネでなく」と言うことを普段からすごく意識しているのです。で、確か今回の応募に当たってもそんなような事を自己紹介文に書いてたと思うのです。審査に当たって自己紹介文もちゃんと読んでくれて、その思いを込めた演奏をちゃんと理解してもらえたんだなぁって。


▼演奏動画はこちら

今回の動画を収録したのは島村楽器イオンモール太田店のレッスン室。ちょっと空き時間が出来たのでスマホ出して録画。島村楽器のお教室は感染対策バッチリなので録音しようとすると換気扇などの空調音が気になるのですが応募締切日が近づいて来てることもあって、撮るなら今しかないかなと締切1週間前に。

 

実のところ、今回蘇州夜曲で応募しようと思ったのは収録の直前だったのです。赤いウクレレをLow-Gにして色々と試してる中でLow-GでCのKeyで蘇州夜曲やると低音が効いて良い雰囲気が出るなぁと気がついて、となるとイントロは中華音階の象徴的なメロディだよな、てことはこのポジションから弾き出せば良いか。あれ、おもしろ気持ちイイ音。などとやってたら割とスラスラとイントロが出来て。あ、これなら割とすんなり録画も出来るかなと。

 

演奏については、歌の部分は元々の歌詞の最重要ワードが「水」だと思っているので、流麗に奏でないとなと、主旋律はグリッサンド多めにして、コブシも回せる所は回してと。伴奏はだいたい私の場合どの曲もジャカソロのようなフィンガリングのようなどっちつかずが自分のスタイルなのでまぁそれで行くしかないんだけど、主旋律を浮き出させる為に伴奏の音量を抑えたい所は極力抑えて(このバランスが難しい)。

 

このアレンジ、コード進行が他ではあまり聞かない進行になっていると見えて、何人かの方に面白がっていただけました。ここでAに行くのがイイとか。原曲を聴き込んで(李香蘭山口淑子さんの音源でコード進行の参考になってます)、ただし100%原曲の通りにはしないし出来ない。やっぱり自分の感覚で気持ちイイところに進行させるのが良いと思ってやっております。

 

◾️三ツ葉楽器賞。


さて。今回いただいた賞は「三ツ葉楽器賞」でした。三ツ葉楽器さんと言うのは製造本数日本一のウクレレ量産メーカー。Famousウクレレの製造や自社ブランドZephyrウクレレで知られています。所在地は群馬県前橋市・・・とまで言うと、ん?と思われる方もいるかもです。そうなのです。実は私の地元の会社で、私自身も日頃からお世話になっていまして、今回の私の応募動画で弾いてる赤いウクレレも三ツ葉楽器で特別に作ってもらったZephyrなのです。

 

となると今回の私の三ツ葉楽器賞の受賞は単純にZephyrを弾いてたがためのご祝儀入賞?審査員のみなさんの忖度入賞?・・・などと思ったり思わなかったり笑。

 

三ツ葉楽器の大澤社長に今回三ツ葉楽器賞をいただきましたと電話で報告をしたのですが、その際、「えっ三ツ葉楽器賞と言う賞が設けられていたんですか?スポンサーにはなっているんだけど今回はウクレレは提供していなかったのでまさかそう言う賞があったとは。それを加藤先生が受賞されたんですか、いや〜そうですか。赤いウクレレで?いやあ私も嬉しいです。」とのことで、大澤社長も随分と驚かれていらっしゃいました。

▼Zephyr Tenor Ukulele  “Garnet Custom CHERRY”

◾️まとめ。

今回、確かそもそもの応募要項には、インスト部門の賞として、「最優秀賞(1名/組のみ) 、敢闘賞(1名/組以上) 、4ALL公認 ネクストブレイクアーティスト賞(該当無しとする場合もあり)」とだけあったんですよね。

それが蓋を開けたら最優秀賞の下に優秀賞が設けられていて、さらに私が頂いた各スポンサー賞などが5賞あって敢闘賞が2組。ネクストブレイクアーティスト賞は該当者なしだったのかな。ともあれこんなふうに賞の数が多くなっていたために私も入賞させてもらえて。こう言うのをサプライズって言うんでしょうね。応募者側に立ってみるとありがたく嬉しいことだと思います。応募者が想定より多かったために急遽賞の数を増やして下さったのかもしれません。

いずれにしても、賞の数が増えたと言う実績があれば、それを励み弾みにして次回はきっと今回より多くの応募数となって行くのではないかと思うのです。ウクレレ界の更なる盛り上がりに向け、このコンテストが今後の発展を心よりお祈りしております。ん?なんか打ち上げの乾杯の挨拶みたいになっちゃいました。ま、いいですよね。Ukulele4ALLに乾杯^_^!ありがとうございました!

副賞のオリジナルトロフィーが届きました。赤いウクレレと一緒にパチリ。良い記念になります!