これからウクレレを買いたいんだけど、楽器と一緒に何を買っておくと良いのか、さっぱりわからないー!と言うのもやはりあるあるなお話かと思います。という事で今回、ウクレレを買う場合の私のお勧めアイテムを書いてみますね。
まず大前提として、私、初めてウクレレを買う方には、実は迷わずにコンサートウクレレをお勧めしています。その理由はズバリ、弾きやすいから。ソプラノは弦長も短く、弦を張った時のテンションも低いため、優しく温かみと丸みのある、いかにもウクレレらしい可愛らしい音がするのでもちろん良さはあるのですが、いかんせん弦長が短いということはフレットとフレットの間も狭いということになるため、左手の指がフレット間に入れづらいと感じる方は多いと思います。指が入れづらい=弾きにくい。という話なので、これは最初からハンディを負っていると言うか、マイナスからの出発みたいな。
海外ではソプラノは子供向け、的な言われ方もされているようです。その点コンサートウクレレは、フレットとフレットの間もいくらか広くなっていますので、弾きにくいとおっしゃる方は私の周りには殆どいらっしゃいません。逆に、ソプラノしか持っていなかった方にコンサートを弾いてもらうと、断然こちらの方が良いということで、もう1本コンサートも買っちゃおう、と買い増しされるケースもまさにあるあるな話。
そんなわけで、今回のお勧めアイテムは、「初めてコンサートウクレレを買う場合のお勧めアイテム」という観点で書いてみたいと思います。あ。あくまでもここに書く事は私の主観によりますので、予め悪しからず。
なお、各アイテムことに一例という事で写真を掲示し、その写真の出典へのリンクも張っておきます。
また、お勧め度については【必須】【なるべく】【必要に応じて】の3段階で示しておきますね。
で、アイテム数がちょっと多かったりしますので、第一話と第二話にわけることにします。
目次も作っておきますね。
(第一話)
1.エンドピン取付←【必須】
2.肩掛け式ストラップ←【必須】
3.ストラップボタン←【必要に応じて】
4.ストラップロック←【必要に応じて】
5.ウクレレケース←【必須】
では、ここからがようやく本題です。
2.肩掛け式ストラップ←【必須】
- コンサートウクレレやテナーウクレレをストラップ無しで構えて弾くのは結構大変です(このブログの[ウクレレの持ち方、抱え方]のページに詳しく書いておきました)。なにせ、絶えず左手か右手で下から支えてあげていないとウクレレ、落ちますから。
- また、ストラップをつけて弾いていればウクレレの位置をかなり固定化出来るので、正しい姿勢や構え方をキープしやすくなりますので、私は「肩掛け式のストラップ]を絶対推進派なのであります。
- ん?でもなんでいちいち「肩掛け式の」って言ってるの? はい。そうですよね。実はストラップには、「肩掛け式」と「首掛け式」の2種類があるのです。
- 「首掛け式」は、「紐で輪っかを作り、その先端にフックを付けておく。その輪っかを首にペンダントをするように下げる(フックがペンダントトップになる要領で。その際フックは外向き)。で、そのフックをウクレレの背面から下に回してサウンドホールの下側に引っ掛けると言うもの。これでウクレレの位置は定まるのでひとまずは良いのですが、ウクレレを支えている左手を離すと当然ウクレレは落下してしまいますので、私はこれ、ちょっと中途半端な感じがしています。ソプラノウクレレは肩掛け式だとちょっと大袈裟なので首掛け式の方がお勧めかもしれません。
- で、もう一方の「肩掛け式」。これは、片方をエンドピンに付けて、もう片方はヘッド側に付ける使い方が良いと思います。ネックヒールにもエンドピンを付けてエレキギターみたいにウクレレを構える使い方もあるのですが、ウクレレって意外とヘッドが重たい場合があるため、このエレキギター方式だと左手を離してしまうと自然にウクレレのヘッドが下がってしまうと言うこともあるあるなので、私はお勧めしません。
- 肩掛け式のウクレレストラップは、私はあまり幅広でないものをお勧めしています。小さな楽器にゴツいストラップと言うのも似合わないような気がしますし、細ければストラップを付けたままウクレレをケースに入れても邪魔にならないですし。
- で、細めのウクレレストラップは?と言うと、以下の2つのブランドがお勧めかな。と言うか、他に見つけられない(見当たらない)苦笑。
①LIVELINE(ライブライン)
②LAVY'S(レイビーズ)
- LIVELINEは1500〜2000円位で、LAVY'Sは3000円位。
- LIVE LINEの方は、無地のアクリルコットン混合布のものや模様のある布の物、革製の物などたくさんのバリエーションがあります。【メーカーサイトは下記よりリンク】。私も何本かこのストラップを付けて愛用しているのですが、ひとつだけ難点が。実はこのストラップ、金具がカチカチと楽器に当たりやすく、内心、傷がつかないかなとハラハラしてしまうと言う。まぁでも楽器の傷って貫禄でもあるよねビンテージギター見てみな、と開き直って使っています。→LIVELINEメーカーサイトにリンク
- LAVY'Sの方は模様のバリエーションは3種類だけですが、プリントの模様ではないのでとても上品です。これも愛用しています。ちなみにLAVY'Sのこのストラップは金具を使っていないので傷の心配はありません。
4.ストラップロック←【必要に応じて】
5.ウクレレケース←【必須】
- ウクレレ、部屋に置きっ放しにしておくし、持ち運びはしないからケースはいらない、と言う方もいらっしゃるかもしれません。でもですね。可愛いウクレレをいつでも裸のままにしているのってちょっと可哀想ですよねー。特に持ち運ぶ時は絶対にケースに入れてあげてください。万が一裸のままで落としたりすると怪我をさせちゃう可能性が大いに高まります。
- ケースは、大別して、以下の4種類に分けられます。
①木製ハードケース
②樹脂製ハードケース(クロスロック等)
③セミハードケース(発泡スチロールを布で包んであるようなもの)
④布製のソフトケース
- 私の生徒さんはソフトケースを選ぶ人が多いかな。軽いし値段も2000円〜4000前後とお手頃ですし。
- 楽器の保護を大切に考えるならクロスロックと言うブランドのものもお勧めで、私も愛用しています。(コンサート用だと6000〜8000円)。《2021/5/6追記 クロスロックのコンサート用のケースをネットで検索すると最近ちょっと見つけづらいような気がしてます。ソプラノ用とテナー用はそこそこ見つかるのですが。品薄なのかな?》
- なお、ソフトケースを選ぶ際は、ショルダーベルトが2本ついているタイプがお勧めです。リュックみたいに背負えるので。一例ということで写真掲載しておきます。(ちなみにクロスロックはショルダーベルト2本付です。)
- それから、購入の際はウクレレのサイズとケースのサイズがちゃんと合致しているかをよく確認して購入するようにしてみてくださいね、コンサートウクレレなら「コンサートウクレレ用」と明記してあるものを!